出会い系サイトは年々規制が強まる方向になっていて、現在は18歳未満の利用は禁止されていたり、売春などをほのめかすようなやりとりや、画像など、性的なやりとりが出来なくなっています。
出会い系サイト自体も、悪いイメージは運営に支障をきたす可能性があるため、悪いイメージを払拭するために、悪質なユーザーを監視や通報システムが強化して健全化の流れが見られるようになっています。
そのため、広告などで見かける出会い系サイトやマッチングアプリ自体は安心して遊べるサービスが多くなっていますが、サービスの利用者の中には「業者」と呼ばれる利用者を装いながら別サイトへ誘導する目的で利用しているユーザーが紛れ込んでいることがあります。
現状で、出会い系サイトで問題になるのがこの業者の存在で、諸悪の根源にもなっているため、運営元も対策を講じたりはしているものの、完全に業者を排除することができないのが実際のところです。
なので、出会い系サイトを利用する人は、業者が居るということを前提にして、業者の存在を見抜いて利用するということになります。
問題はどうやって業者であることを見抜くのか?というところになりますが、業者の行動には特徴があるので見分けるのはそれほど難しくはありません。慣れてしまえばすぐに「あ、業者だな」と判るようになります。
出会い系サイトに居る業者のタイプ
出会い系サイトに居る業者は大きく2つのタイプに分かれます。
出会い系サイト自体が報酬を支払うサクラやキャッシュバッカー
出会い系サイトの多くは、相手とのやりとりでポイントを消費する料金システムなので、出会い系サイトの運営の視点から考えると、ユーザーにやりとりを活発にしてもらった方がよりポイントが消費されて儲かるということになります。
そこで、ユーザーに多くのコンタクトを取らせるために、サクラやキャッシュバッカーを雇ってポイントを消費させる悪質な出会い系サイトが存在します。
この場合「最終的に直接会う」という目的が無いので、本当に出会いを求めて利用している人の行動から考えると違和感のあるプロフィールややりとりになることが多いです。
プロフィールは性的なアピールが多く条件が緩い
サクラやキャッシュバッカーにとっての目的はやりとりを多くしてポイントを消費させることなので、相手は誰でも構いません。
なので、できるだけ多くの相手から連絡が来るように、プロフィールの条件設定はかなり緩く、誰でも良いというようなプロフィールになりがちです。
会うための単刀直入の質問はスルーする
サクラやキャッシュバッカーにとって一番困るのは「直接会う」ことです。元々会うことが目的ではないので、単刀直入な質問に対しては具体的な返事ができません。
なので、食事や遊びなど直接会う方向に話を進めても、はぐらかしたり、ごまかしたり、スルーするなどで、踏み込んだ話をすることができません。
結果として、直接会うことをほのめかしながらも、全く話が進展することがありません。
会うことに積極的
一般的にネットで知り合った相手といきなり会うということに積極的になる女性はいませんが、サクラやキャッシュバッカーの場合「会う」ことをほのめかして、それを餌にしてポイントを消費させようとするため、最初から「会えるかも」と期待させるようなやりとりが多くなります。
こちら(男性側)はポイントの消費もあるので、単刀直入に会うことを提案することは当たり前のようにありますが、女性側ではまず無いことなので、初手から会うことをほのめかすような相手はサクラやキャッシュバッカーと思って警戒した方が良いでしょう。
核心に近づくほど無駄なやり取りが多くなる
直接会うための交渉や、連絡先を聞くための交渉になると、途端に、あれこれ提案してきたり、無駄なやりとりが増えるような流れにしようとします。
またポイント消費の多い画像を送ってくるなど、なるべくポイントを多く使わせる方向でのコンタクトが増えてきます。
このあたりは、相手も優良なのを普通は知っていますから、まともな神経があれば、相手に負担をかけないような遣り取りをするのが普通の人です。ましてこれから会おう、何かの関係を持とうとする相手に対して、兵器で負担を強いるような人は、たとえサクラやキャッシュバッカーでなくても遠慮した方が良いでしょう。
つまりは、単刀直入なやりとりの後、数回やりとりをして話が進展しないようであれば、サクラと見極めて別の相手を探した方が良いと思います。
他サービスへ誘導する
サクラ以上に注意したいのが、他サービスへ誘導する業者で、やりとりのなかで「もっとやりとりがしやすいから」と別のサイトへの登録させようとする手口があります。
言われるがままに登録してやりとりすると、高額な請求が送られてきたり、迷惑メールが増えたりするなどの問題に巻き込まれることがあります。
このような外部サイトのリンクや登録を促される場合は絶対にクリックしない、その後のやりとりをしないというのが鉄則です。
業者は目的が「会う」ことではないのでやりとりに違和感がある
出会い系サイトには、ポイントを消費させることが目的のサクラやキャッシュバッカー、LINEIDなどの個人情報を得ようとしたり、他サービスへ誘導するような業者、デリヘルなどの風俗系、ネットワークビジネスなど、いろいろな種類の業者が存在していますが、恋人探しや友達探しで会うことが目的になっていないので、肝心なところでやりとりに違和感を感じるものです。
また、多くはやりとりがテンプレート化されているので、やりとりがワンパターンになりがちです。「あれ?以前の別人としたやりとりと同じ流れだな」とか「以前の人と同じ文面だな」と気がつけるようになります。
このあたりは、経験を積めばなんとなく判るようになる部分で、無料ポイントが使えるサービスなどを複数利用してみて出会い系サイト自体を経験してみるのが良いと思います。
この際に、自分の無料ポイントが切れるタイミングで「写真を送ったよー」などと、追加でポイントを購入したくなるような誘い文句が来たりしますが、ポイントを購入せずに、別サイトでまたお試ししてみることをお勧めします。
出会い系サイトに慣れない限りは無駄にポイントを消費してしまうだけになってしまうので、慌てず焦らずで、いろいろなサービスを利用して経験を積みましょう。
出会い関係サービス
出会い系サイトやマッチングアプリを切っ掛けにして交際をスタートさせる人も多いです。
出会いが無いと思っている人にとっては間違いなく一つの切っ掛けになるのは間違いありませんし、日頃異性との関わりが少ない人が異性とのコミュニケーションの練習の場として利用するのも有益だと思います。
基本的な機能は無料で使用できたり、システムを理解するための無料ポイントが得られるサイトも多いですし、様々な雰囲気のサイトがあるので、自分に合いそうなサイトを見つけて、是非チャレンジしてもらいたいと思います。