片想いをしている好きな人に対しては、自分のことを気に入ってもらいたいという気持ちから、ついつい特別扱いしてしまう。他の人よりも優しく接することで相手に対して良い印象を与えて相手に気に入ってもらいたいからである。
相手に対して優しく接すれば、当然、相手はその優しさを嬉しいと思う。しかしこの方法がいつも適切で効果的とは限らない。
お互いの関係がまだそれほど進展していない時に特別扱いをしても、相手の気持ちがより遠くに離れてしまうことの方が多いのである。
なぜ好きな人に対して特別扱いをしたり、優しくしてみても、相手から気に入られないのか。むしろ気持ちが離れてしまうのか、その理由について解説してみよう。
好きな人だからと言って特別扱いしてはいけない
特別扱いとは
特別扱いとは他の人に対しては取ることのない行動や抱くことのない気持ちである。
あなたが日常で友達や家族との関係の中でやらないことや考えないことが特別なことである。例えば、好きな人など特定の人に気に入られようとして何らかの普段は取らない行動をしてしまうことを特別扱いと呼ぶ。
特別扱いは気持ち悪い
友達や同僚に好かれたくて特別扱いしたり、必要以上に優しくして気の利く人を演じたりすることは普通はしない。もちろん人間関係を良好にするために相手に対して優しくしたり、気を利かせることはあるだろうが、その目的が相手に自分を好きになってもらいたいがためにアピールすることは普通はない。もしそのような考えで日常を過ごしているとしたら、それはもう神経症的な病気である。
ところが好きな相手や気になる相手になると、途端に態度が変わる人がいる。好きな人や気になる人が現れると目の色を変えて、相手に気に入られようと媚び始めるのである。相手に好かれたい、気に入られたいと思うその気持がそうさせてしまうのである。
しかし、たとえ好きな相手や気になる相手であったとしても、日頃の生活で友達や同僚などに対してしないようなことをしてしまうのは、病的であり、客観的に見れば、それはとても気持ちの悪いものである。
モテる教科書の中で普通からズレた言動はすべて気持ち悪いと繰り返し書いている通り、それらの行動は気持ち悪く、結果的に好きな人や気になる人があなたの前から居なくなってしまう。
誰に対しても同じように接することが大切
特別扱いは特別な関係だけに許される
好きな人や気になる人に対して特別なことをしてあげたいという気持ちは自然に発生するものであるから、それ自体はけして悪いものではない。それは愛である。だからその気持ち自体は素晴らしいものだと思って良い。
だから、家族や恋人関係のように、すでに関係が習熟した状態であれば、特別扱いはむしろ推奨される。それこそが愛の表現であり、相手を大切に思えばこその行動になるからである。
しかし、関係が十分に習熟していないうちは特別扱いは気持ち悪いものとして相手に伝わる。何か裏があると相手に感じさせてしまう。相手との距離感を考えなければ、あなたの優しさや親切は気持ち悪さとして伝わってしまうのである。
日常的な行為は特別扱いではない
そこで考えなくてはいけないのは、その行為をあなたが友達や同僚などに対して日常的に行なっているかどうかである。
例えば、好きな人や気になる人が咳をして苦しそうな様子を見て「大丈夫?無理をしないでね」とビタミンドリンクを差し入れたいと思ったとする。もしもあなたが友達や同僚に対してそうした行為を日頃から行なっているのであれば、それを好きな人や気になる人に対して行なっても問題がない。しかし友達や同僚に対して行なっていないのであれば、それは好きな人に対してだけの特別扱いとなり、気持ち悪い行為になってしまう。
なぜならば、あなたが日常的に行なっているのであれば、それはあなたがそういう気配りをする人だと周りの人に認知されているからであり、その行為に違和感を抱く人は居ない。
ところが、それを日常的にしていないのに好きな人や気になる人に対してだけ行動した場合、それは珍しい行動として周りの人の注目を浴びてしまう。その行為に「何かの企みがある」「何かの下心がある」と誰もが感じるのである。そしてその違和感を一番強く感じるのがその行為を受ける人である。
好かれたいがためにする行動は相手には気持ち悪さや、重苦しさとして伝わってしまう。結果として相手はあなたから離れてしまうのである。
好きな人に対しても、それ以外の人に対しても一律に同じように接することが大切なのである。そうすれば全ての行為は特別扱いではなく日常的な行為になり相手に負担を感じさせることがない。そしてそれは逆に考えることもできる。
例えば、好きな人に優しくしたいと思うのであれば、他の友達などにも同じ程度に優しくすれば良いのである。好きな人に向ける愛情表現を友達や同僚にも同じように向けるのである。
どこかで美味しい物を見つけた時、プレゼントとして贈れば喜んでもらえるだろうと思えば、それを好きな人の分だけではなく、友達や同僚の分まで贈るのである。そうすることで誰にも怪しまれずに好きな人への愛情表現ができるようになる。好きな人への余計なプレッシャーも与えなくて済むのである。
もしそれが出来ないのであれば、するべきではない。好きな人や気になる人にだけ特別扱いをしていれば、遅かれ早かれで、あなたの行為や親切は拒絶されるようになる。その行為を気持ち悪いと思うようになり、あなたから距離を置くようになる。
好きな人だけ特別扱いしても恋は叶わない
特別扱いは相手から気持ち悪いと思われる原因になる
好きな人や気になる人だけ特別扱いしても恋は叶うことはない。それはあなた自身の過去を振り返ってみればすでに証明されているはずである。
恋が叶わなかった理由は、好きな人や気になる人に対してしてきた全ての特別な行動が、気持ち悪さとなり、好きな人や気になる人が離れてしまう原因になっていたのである。
何故気持ち悪くなるのか?
何故、特別扱いの優しさや行動は気持ち悪くなってしまうのか?それは優しさの本質が愛とは全く異なるからである。
本当の愛は、自分よりも相手を思い遣る気持ちが先に立つものであるが、特別扱いの優しさには相手を思い遣る気持ちではなく、自分自身が幸せになりたいという思いが根本にあるのである。つまり、大切なのは相手ではなく自分なのである
それが気持ち悪さになって相手に伝わってしまう。そして相手はあなたからの距離を置くようになる。
好きな人だけ特別扱いにならないように気をつける
特別扱いされるのは気分の良いモノであるが、それが許されるのは相思相愛の時だけである。相思相愛であれば、お互いを特別扱いをし合うことでお互いの愛情を確認し、気持ちを一気に高められるからである。
しかし片想いの場合は違う。お互いの距離感を無視した特別扱いは気持ち悪さとなり、時として恐怖にもなる。なので相思相愛の時以外の特別扱いは基本的には禁止と思っておいた方が良い。
しかし、誰かのことを好きになってしまったりすると、相手のことを意識してしまって普通では居られなくなってしまう。客観的に考えられなくなってついつい暴走してしまう。特別扱いをやめようと思っていても、感情を抑えきれず特別扱いしたくなってしまう。
そこに片想いの難しさがある。しかし好きな人、気になる人を特別扱いしてしまわないようにすることを忘れてはいけない。好きな人、気になる人に愛情表現をしたいのであれば、まわりの友達や同僚にも同じように接することでその行為を自然なものにする必要がある。
人は自然に接してくれる人を好きになる。要するに自然に振る舞える人はモテるのである。あなたが好きになる人もきっとそうではないだろうか?あなたに対してだけ特別扱いしてくれる人ではなく、誰に対しても優しく気の利く人だからこそ好きになれるのである。
それが出来なければ好きな人に優しくしてはいけない
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