ろくでなしほど恋人が途切れない
酒癖も女癖も悪い、おまけにだらしがなくて、働かないし、暴力も振るう。その上、借金だってある。
そんな最低を絵に描いたようなろくでなしのだらしない人は、一般的な価値観で考えると、関わりたくない類の人で絶対にモテるはずがない。
ところが「どうしてあんなヤツに」と思うようなろくでなしに限って、恋人が途切れることがないし、相手の部屋へ転がりこんで、すぐに同棲をはじめたりするくらいに手際が良かったりする。
そしてろくでなしと一緒にいる相手も相手で、そのろくでなしにすごく惚れていて、身も心も捧げて尽くしていたりする。
また、これらの人は恋人が出来てもすぐに別れて長続きしないことが多いが、また新しく次の相手を見つけるのも上手いのである。
相手に愛想をつかされる頃には、既に別の相手が居たりして、上手い具合に世の中を渡っていくのもろくでなしの特徴である。
明治、大正、昭和、平成、時代を問わずで、ろくでなしでだらしない人とそれに尽くす相手という組み合わせは、男女の関係の在り方の定番の一つでもある。
なぜ、ろくでなしのだらしない人は恋人を取っ替え引っ替えできるほどモテるのだろうか?
ベタ惚れされるろくでなしたちの共通点とは
ろくでなしのだらしない人に尽くす相手は、人並み以上の苦労をする事になる。
その姿を客観的に見ていると「よりによってそんな相手と一緒に居なくても・・・」と思ってしまうが、苦労をさせられている当の本人からすれば、相手に振り回される事も幸せの一つくらいに思っている。
たとえ、暴力を振るわれても、浮気をされても、奴隷のようにひどい扱いを受けても、貸した金を返してもらえなくても、何があってもその相手から離れようとしない。それどころか、離れられないほど、ベタ惚れだったりする。
どうすればそこまで、相手に自分を惚れさせることができるのだろうか?
恋人が途切れることのないろくでなしたちの彼らのいったい何がそんなに魅力なのだろうか?
その謎を解決するために私の身の回りに居るろくでなしたちを観察してみた結果、とても興味深い共通点を見つけることができた。
ろくでなしは相手に対して強気で高圧的
ろくでなしは、相手に対してかなり強気で高圧的な態度で接する。
そうすることで主人と奴隷、あるいは主人と召使いのような関係を築くのである。
それは自分のパートナーに対してだけではなく、初対面の異性に対しても、ガサツで乱暴な言葉を使うし、相手に何かを頼んだりお願いする時も常に命令口調だったりする。
デートするにしても、遊ぶにしても常に自分勝手で自己中心的にリードしていくのである。
ろくでなしは極度の自分勝手、ワガママな性格のため、誰かに嫌われることも非常に多い。付き合う人間を選ぶとでも言えば良いのだろうか、相性が悪い人からは、初回の数秒のコンタクトで絶交状態になるくらいに、とことん嫌われることもある。
だが、ろくでなしの本人はそんなことはサラサラ気にする様子はなく「糞な野郎だ」などと毒づいていたりして、その態度を改めようとは微塵も考えない。
普通の感覚なら、そのような態度を取る人からは距離を置こうとするし、関わり合いを持たないようにする。
ところが世の中は不思議なもので、ろくでなしに吸い寄せられるような人や、いいように操られてしまうタイプの人が居るのである。
強気でグイグイと引っ張られるのに弱いタイプや、何かを頼まれたり命令されたりすると断れなかったり、ワガママに振り回されてしまうタイプの人たちで、そういう人がろくでなしに出会うと、驚くくらいにろくでなしのテクニックにハマってしまう。
そして注目すべきなのは、ろくでなしは自分にハマるタイプを見つけるのがやたらと巧い。恐るべき嗅覚で自分にハマるタイプを嗅ぎ分け、見つけ出すのである。この才能があるからこそろくでなしはろくでなしとしての人生を歩めるのである。
ろくでなしは自分にハマってしまうタイプを見つけるのが巧い
ろくでなし流ハンティング術
僕がろくでなしを観察していて、感心したのは、ろくでなしは本人が意識している、していないに関わらず、乱暴な口調や高圧的な態度で接することで、自分自身にハマるタイプかどうかを振るいにかけているのである。
ろくでなしのような人格が破綻したタイプは、色々な場所でトラブルを招いてしまうし、人間関係の問題も多い。だからいろんな相手から敬遠されたり、避けられたりするわけで、ろくでなしが付き合える人は一般の人に比べて限られてしまう。しかしそれがろくでなしにとっては良いフィルターになるのである。
ろくでなしは自分と相性の良い人と悪い人がハッキリしているため、自分に対して脈が無い相手(相性の悪い相手)を初期の段階でふるいに落とすのである。相性の良し悪しを一瞬にして見分けられるので、関係が発展する可能性の無い人を追い続けるような無駄な努力をする必要がないのである。
ろくでなしにとって、恋愛の可能性の無い相手は、次々にろくでなしの前から姿を消して行き、結果としてろくでなしの周りにはろくでなしに弱いタイプが残るようになる。後はろくでなしが、その相手に強引な押しを仕掛けさえすれば二人は目出たく(?)カップルになってしまうというわけだ。
この方法であれば、無駄打ちや異性を口説くための無駄な努力をしなくて済むうえに「こいつはイケル!」と判断をしたら、あっという間にシトメてしまうことができる。
これが恐るべきろくでなしのハンティング術なのである。
さらに、時々みせる寂しさや、甘えたがりの性格、恥ずかし気もなく口にする甘い口説き文句なども、ろくでなしにみられる共通点である。
日頃の粗暴な姿とは裏腹に、子供のように甘えてみせる姿。相手は「自分だけに見せる」この姿に幸せを感じてしまう。こうして昭和の歌謡曲のような展開で、さらにろくでなしにハマり込んでしまうのである。
これらのある意味スイートな部分は、日頃の粗雑な行動とは対照的でアメとムチのような働きをする。ろくでなしはこのアメの部分も巧みに織り交ぜてくるのである。これを使い分けるセンスは生まれ持ったものだったり、彼らが人と関わり合いながら行きていくために身に着けた術なので、そういうテクニックを必要とせずに生きてきた人がそれをマネをしようとしても簡単にマネできるものではない。
ろくでなしから学ぶこと
人間的、人格的には大問題のあるろくでなしだが、モテるかモテないかで考えた時にろくでなしはやはりモテると言わざるをえない。むしろ、モテるからこそろくでなしとしてやっていけるである。
ろくでなしから学ぶべきことは「自分が落とせる相手(有利に立てる相手)をしっかり見抜くべし」そして「好き嫌い(好み)はどうであれ、そういうタイプを見つけたら一気に攻め落とすべし」のである。
これが意味するところはつまり、好きなタイプや理想にこだわったりはせずに、すぐ手の届く場所に居る、落とせる相手を落とすことができれば恋人は簡単に作れるということである。
それが、ろくでなしの実践するモテ道の神髄なのである。
落とせる相手を狙って落とす
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